携帯に「着ネタ」で笑いお届け(産経新聞)

 【“デジハリ”の肖像】メディアブレスト・宮谷大社長

 ほかでは見られないネタばかり! こんなキャッチフレーズでお笑い芸人のネタをインターネットで配信している「Owarai.tv」。現在、配信しているネタは約680と日本最大級。運営するメディアブレストの宮谷大社長(30)は「毎月約100ネタをハイビジョンで収録している」と話す。

 ◆一人でも多くの人に

 ユーチューブやニコニコ動画がなかった時代に、「一人でも多くの人にお笑いの魅力を広めたい」「ブロードバンドをもっと面白くしたい」との思いで始めたネットによる無料お笑い動画配信サービス「brst.tv」。Owarai.tvの前身で、2001年12月にサービスをスタート、2年間で300ネタ以上を配信した。

 「お笑い専門の小劇場で、事務所にも所属していない芸人のネタを見て感激した。ネタをビデオに撮らせてもらったらお礼を言われて楽しくなり、お笑いのネタをネットで配信したら面白いのではと考えた」

 brst.tvは「事業というよりも個人的に運営していた」ことから、本格的な事業化に向け03年12月にメディアブレストを設立。05年にはサービス名をOwarai.tvに変更し、昨年、IT関連のカヤック(神奈川県鎌倉市)と提携してリニューアルした。

 ◆専門学校で技術習得

 もともと、デジタルやウェブ関連に興味をもっていた宮谷社長。ただ、「大学4年の時は就職氷河期で会社に入るのが難しかったこともあり、デジタルハリウッド東京校の専門スクールで1年勉強した」。

 デジハリでは画像圧縮技術やパワーポイントなど基本的技術を習得、生放送の仕方も学んだ。「社会人経験がなかっただけに、パワーポイントの使い方を教えてもらえたのは大きかった」

 ただ、起業後しばらくは経営が不安定だった。そこで、新たに携帯電話に活路を求め、着メロならぬ“着ネタ”サービスを始めた。携帯の着信時に、お笑い芸人のネタの“オチ”を配信するもので、1配信100円ながら配信数は年間50万に達し会社の黒字化に大きく貢献した。

 ネットによるOwarai.tvの配信は現在も無料だが、05年からは有料の携帯版Owarai.tvがスタート。近年のお笑いブームも追い風に、順調に推移している。

                   ◇

【用語解説】デジタルハリウッド大学

 構造改革特別区域法に基づき、株式会社である学校設置会社のデジタルハリウッド(東京都千代田区)が2005年4月に開学した4年制の大学。デジタルコミュニケーション学部デジタルコンテンツ学科を設置、東京・秋葉原とお茶の水、八王子にキャンパスをもつ。在学生は1003人(09年4月現在)。大学院は04年4月に開学した。

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